Abstract
5 年一貫制の工学教育によって技術者を養成する工業高等専門学校(以下,高専)においては,
学生の将来的な職場環境を見据えた技術者倫理教育を充実させることが重要であると言える.
しかしながら,従来の技術者倫理教育は,過去の事故事例を紹介し,その問題点や再発防止策を提示するに留まるものも多い(黒田ほか 2012,齊藤・坂下 2004).
すなわち,学生が将来の労働場面を想定し,自分事として思考できる教材であるとは言い難いと思われる.
また,学生がより専門的に技術者倫理を学ぶためには,倫理学・哲学の教員だけではなく,
工学や教育学の教員も学際的に連携し,教材研究していくことが有効であると考えられる.
そこで本実践研究においては,倫理学・哲学・工学・教育学の教員がそれぞれの専門性を活かし,
ケーススタディ(1)や哲学対話(2)を融合させることで,より深い学びを促す技術者倫理教育を目指す.
Information
Book Title
教育実践研究
Volume
24
Number
Date
Pages
117-126
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