Abstract
競技性の高い対戦型ゲームにおいて初心者と上級者の技能差が大きくなると,初心者は勝利体験 を得られずモチベーションが低下する.特にパズルゲームであるテトリスは,初心者と上級者の技 能差が生じやすいゲームであると考えられる.そこで,あえてARマーカを貼り付けたテトリミノ を用いて操作するテトリスのタンジブルインタフェースを設計する.提案手法は,既存のキーボー ドやゲームコントローラよりも操作に大きな身体動作を要求するため,ゲームの操作速度を制限 し,技能差による優位性を緩和することを目指す.また,タンジブルなテトリミノを用いることで 初心者でもすぐに操作方法を理解でき,習熟度の差が出にくい設計を目指す.6名の協力者を対象 とした実験結果より,3条件でのSUSスコアに有意差は見られなかったが,物理ミノの場合には他 の操作方法よりもミノ設置数の協力者間の相対的なばらつきが小さくなった.物理ミノを用いたテ トリスには初心者と上級者の技能差を縮める効果が示唆された.今後はマーカ認識精度などゲー ムの使いやすさに関する課題に対処した上で,対戦機能を実装し,さらに検証する必要がある.
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神戸高専卒業論文集
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妹背 結大, 初心者と上級者の技能差を縮めるためのあえて手間がかかるテトリスTUI, 神戸高専卒業論文集, 巻, 号,