学位論文

眼鏡型デバイスにおける耳ぴく入力手法

大塚 晟
ジェスチャメガネ視線インタフェース
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Abstract

耳を動かす動作 (耳ぴく) が可能な人が一定割合で存在するが,日常生活では耳ぴくは活用されていない。本 稿では耳ぴくを入力インターフェースへ活用するための,耳ぴく検出の手法を示す。耳ぴくの検出には,耳ぴ く時に眼鏡のつるが頭部後方へ引っ張られるため眼鏡のレンズ側と顔が近くなる。これをもとに眼鏡の眉間部 分に静電容量式タッチセンサもしくは,圧力センサを搭載した 2 つの耳ぴく検出可能な眼鏡型のプロトタイプ を作製した。プロトタイプを用いて検証し,提案手法が有効であるか確かめた。耳ぴくを入力手法として用い た応用例も挙げる。既存の眼鏡型デバイスの入力手法ではゴリラ腕症候群の問題や外的要因の影響を受けやす いのに対して,耳ぴく入力はハンズフリー,暗所,騒音環境でも使用可能,外的要因を受けにくいといった特 徴がある。

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Book Title

神戸高専卒業論文集

Volume

2023

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大塚 晟, 眼鏡型デバイスにおける耳ぴく入力手法, 神戸高専卒業論文集, 2023巻, 号,