Abstract
本稿では,鉄粉とボンドを混ぜ合わせた導電性の塗料(以降,鉄粉ボンド)を,衣類や手袋に塗布することによる曲げ検出可能なデータグローブを提案する.鉄粉ボンドは導電性,柔軟性を持ち,指を曲げ伸ばしすると抵抗値が変化する.この特性を利用し,曲げセンサとして利用可能である.ここでの鉄粉ボンドは,ボンドが完全に固まっている状態のことを指す.さらに,鉄粉ボンドは磁性体であるため,鉄粉ボンドを塗布した手袋は磁石付アタッチメントによる拡張が容易である.抵抗値の異なるアタッチメントを接続したり,接続する場所を変えることでアタッチメントの種類や取付位置を判別することもできる.本稿では鉄粉ボンドを手袋の曲げセンサとして実装し,抵抗値の変化や接続したアタッチメントの種類や位置の判別を検証した.
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Book Title
神戸高専卒業論文集
Volume
2023
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-
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山岸 真人, 鉄粉ボンドを手袋に塗布することによる拡張可能なデータグローブの作製, 神戸高専卒業論文集, 2023巻, 号,