Abstract
導電繊維が編み込まれた手袋を用いて手形状を計測する手法を示す.我々は,手形状として指の曲
げおよび指同士の接触の計測を行った.本手法にて,指の曲げ計測には導電繊維の抵抗値の変化を用いる.
また,指同士の接触計測には各指ごとに異なる周波数の交流信号を印加し,指同士が接触した際に信号が
伝搬する現象を用いる.我々は評価実験により,指の関節の角度と導電繊維の抵抗値の関係を調査した.さ
らに導電繊維の抵抗値と曲げセンサの抵抗値の比較を行った.また,それぞれ異なる周波数の交流信号を印
加した,人指し指–小指の 4 指のどの節に親指が接触したか,機械学習を用いて認識し,その認識精度を実
験により評価した.さらに電源的に独立した手袋同士の接触についても検証し,信号が伝播されることを
確認した.
Information
Book Title
WISS2017
Volume
79
Number
Date
Pages
77-82
Citation
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高田 崚介, 志築 文太郎, 高橋 伸, GROVE:導電繊維編み込み手袋を用いた手形状計測手法, WISS2017, 79巻, 号, pp. 59 - 82