Abstract
鉄粉とボンドを混ぜ合わせた導電性の物体（以降鉄粉ボンド）を，衣類や手袋に塗布することによる曲げ検出を用いたデータグローブを提案する．鉄粉ボンドは導電性，柔軟性を持ち，指を曲げ伸ばしすると抵抗値が変化する．この特性を利用し，曲げセンサとして利用可能である．ここでの鉄粉ボンドは完全に固まっている状態のことを指す．さらに，鉄粉ボンドは磁性体であるため，鉄粉ボンドを塗布した手袋は磁石のアタッチメントによる拡張が容易である．抵抗値の異なるアタッチメントを接続したり，接続する場所を変化させればアタッチメントの判別も可能である．本稿では鉄粉ボンドを手袋の曲げセンサとして実装し，抵抗値の変化や接続したアタッチメントの種類や位置の判別についての検証を行った．
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Book Title
インタラクション2024
Volume
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Pages
1-5
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山岸 真人,高田 崚介, 鉄粉ボンドを手袋に塗布することによる拡張可能なデータグローブの作製, インタラクション2024, 巻, 号, pp. 59 - 5